賀川豊彦の著作
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賀川豊彦『友愛の政治経済学』(コープ出版、2009年6月)
1936年ニューヨークのハーパー社から出版された『Brotherhood Economics』の翻訳が73年目にようやく日本で出版された。賀川のこの“経済書”は、大恐慌後の経済建て直しに難渋していたアメリカ政府が賀川に協同組合経済を啓蒙してもらおうと訪米を要請し、ニューヨーク州のロチェスター大学で行われた同名のレクチャーが出版されたもの。
この本は17カ国語に翻訳され25カ国で販売された。それだけ「センセーショナルな意味合いを持っていた」(監修者の野尻武敏氏)という。経済は人の心が通わなければ、うまく運営できない。金もうけが目的ではなく、助け合いによって生活向上を図るような仕組みを経済体制に組み込まなければならないとする。
バングラデシュのグラミン銀行総裁のムハマド・ユヌス氏が唱えるソーシャルビジネスに通じるものがあり、リーマン・ブラザーズ破綻以降の経済危機の最中にあるわれわれにとって示唆に富む発想が盛り込まれている。(伴武澄)。
1936年ニューヨークのハーパー社から出版された『Brotherhood Economics』の翻訳が73年目にようやく日本で出版された。賀川のこの“経済書”は、大恐慌後の経済建て直しに難渋していたアメリカ政府が賀川に協同組合経済を啓蒙してもらおうと訪米を要請し、ニューヨーク州のロチェスター大学で行われた同名のレクチャーが出版されたもの。
この本は17カ国語に翻訳され25カ国で販売された。それだけ「センセーショナルな意味合いを持っていた」(監修者の野尻武敏氏)という。経済は人の心が通わなければ、うまく運営できない。金もうけが目的ではなく、助け合いによって生活向上を図るような仕組みを経済体制に組み込まなければならないとする。
バングラデシュのグラミン銀行総裁のムハマド・ユヌス氏が唱えるソーシャルビジネスに通じるものがあり、リーマン・ブラザーズ破綻以降の経済危機の最中にあるわれわれにとって示唆に富む発想が盛り込まれている。(伴武澄)。
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